こんにちは。バックアップの柳瀬です。
「今って、車を売るのに良い時期ですか?」査定を検討しているお客様からよく受ける質問です。
答えは一概には言えませんが、業界の裏側を知ることで、あなた自身が判断できるようになります。
今回は、プロが毎週チェックしている「オートオークション(AA)」の動きをもとに、今の相場を読み解いてみます。
業者が車を仕入れる場所のオートオークションとは
中古車買取業者は、皆さんから査定・買取した車をどこへ持っていくのでしょうか。
多くの場合、「AA(オートオークション)」と呼ばれる業者専用の競り市に出品します。
消費者は参加できない、業者だけのマーケットです。
AAは全国各地で毎週開催されており、数百〜数千台の車が競りにかけられます。
落札価格がそのまま「業者が感じる車の市場価値」を映す、いわば中古車相場のバロメーターです。
買取業者が提示する査定額も、このAA相場を基準に算出されています。
つまり、AA相場が動けば、車の買取価格にも影響が出るということです。
毎年3〜4月に起きること
毎年3〜4月にかけて、AAには出品台数が増加する傾向があります。
年度替わりで車を乗り換える人が増えるため、買取業者の手元にも在庫が集まりやすい時期です。
この「満車状態」になると、競り市の需給バランスが崩れ、落札価格が下がりやすくなります。
業者にとっては「安く仕入れられるチャンス」ですが、裏を返すと以下のようになります。
「業者がAAで高く売れない時期=業者の利益確保が難しくなる時期」
その分、車の買取提示額にもしわ寄せが来やすい。
これはどの買取業者も同じ市場を見ているため、1社だけ突出して高い査定を出せる状況ではありません。
だからこそ「業者間の競争原理」をうまく使うことが、この時期の売却で特に重要になります。
「平均相場」だけ見ていると騙される
ネットで中古車相場を調べると、「平均成約価格はほぼ横ばい」という情報を目にすることがあります。
しかし、この数字には落とし穴があります。
売れた車だけが統計に載る傾向にあるためです。
実際のオークション会場では、人気の車種・状態の良い車は適正価格で売れる一方、売れ残った車は最終的に希望価格を大幅に下回る金額で流れていきます。
この「売れた車だけの平均」が表に出るため、市場全体の弱さが数字に現れにくいのです。
平均価格が安定して見えても、実態は「売りにくい車が増えている」可能性があります。
統計の数字をそのまま信じるのではなく、複数社に査定を依頼して実勢価格を確かめることが、今の時期は特に大切です。
今後の相場はどうなる?不確実な要素も
3〜4月の相場下落は例年の季節変動ですが、今年はそれ以外の要因も重なっています。
一つは輸出需要の変化です。
日本の中古車は海外、特に中東・アフリカ・東南アジアへの輸出が盛んで、輸出業者もAAの主要な落札者です。
しかし2025年以降、ホルムズ海峡をめぐる中東情勢の不安定化により、輸出向けの仕入れに慎重な業者が増えています。
輸出需要が落ちれば、国内のAA相場にもさらに下押し圧力がかかります。
もう一つはサプライチェーンの停滞です。
輸出ヤード(車両の保管・積み出し場所)の混雑や、業者の資金繰りの変化が、流通全体のスピードを鈍らせています。
需要が消えたわけではなく、一時的に流れが詰まっている状態ですが、いつ解消されるかは現時点では見通しにくい状況です。
相場が回復する可能性があるケース
● 中東情勢が落ち着き、輸出需要が戻る
● 春の乗り換え需要が一段落し、AA出品台数が減る
● 人気車種・低走行車など需要の強いカテゴリーは底値をつけやすい
さらに下落する可能性があるケース
● 中東情勢が悪化し、輸出需要が長期低迷する
● 国内の景況感が悪化し、買い替え需要も落ち込む
● 不人気車種・過走行車は在庫として長期化しやすい
では、今売るべきか?判断のための3つの視点
「相場が下がっているなら、回復を待つべきでは?」と思う方もいるかもしれません。
ただ、それは車種や状況によって大きく異なります。以下の3点を整理してみてください。
視点1
車の年式・走行距離
年数が経つほど価値は下がる。
「相場回復を待つ間に車齢が上がる」リスクも忘れずに。
視点 2
車種の需要傾向
SUV・軽・人気輸出車種は相場が戻りやすい。
不人気・大型セダンは下落が続きやすい傾向も。
視点 3
複数社への一括査定
今の実勢価格を知るには、複数の業者に同時に査定を出すのが最も確実。
比較することで最高額が見えてくる。
まとめ
「AA満車」「相場下落」という言葉は、一般にはほとんど届かない業界情報です。
しかしその動きを知ることで、あなたは業者と対等な目線で売却のタイミングを判断できるようになります。
相場が完全に回復するのを待つのか、今の価格で確実に手放すのか。
どちらが正解かは、車種・年式・あなたのライフプランによって異なります。
まずは今の査定額を複数社で確認し、判断材料を手に入れることから始めてみてください。情報を持っている人だけが、売却で損をしません。
どのタイミングで手放す時期なのかは、ぜひバックアップにご相談ください。
ライフスタイルなどから総合的に判断してお伝えが可能です。
お急ぎの場合は電話窓口まで、
お気軽にお問い合わせください。
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株式会社BACK-UP
| 住所 | 〒501-0465 岐阜県本巣市軽海330-1 Google MAPで確認する |
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設立/創業年月日 |
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