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こんにちは!バックアップの柳瀬です。
今回は日産セレナe-POWERの買取相場についてお伝えします。
実はこの数ヶ月、相場が大きく乱高下しているのですが、その背景には一般の方がほとんど知らない「迂回輸出(再輸出)」という流通構造があります。
なぜセレナe-POWERは「直接」ロシアへ運べないのか
2023年8月、日本政府はロシアへの輸出規制を大幅に拡大しました。
米国や欧州と歩調を合わせる形で、化学工業品や鉄鋼など758品目が新たに対象に加わり、そのなかに「輸送用の機械およびその部分品」も含まれていました。
具体的には排気量1900cc超のガソリン・ディーゼル車に加え、ハイブリッド車・PHEV・EVのすべてが排気量を問わず禁輸対象です。
注目したいのは、この規制が「車種」ではなく「排気量と動力方式」で線引きされている点です。
セレナe-POWERはガソリンエンジンを発電専用に使う仕組みですが、規制上は紛れもなく「ハイブリッド車」。
だからこそ、直接の輸出ルートが閉ざされてしまったのです。
なぜUAEが「抜け道」として選ばれたのか
ところがロシア国内では、もともと日本製ミニバンへの需要が根強く存在していました。
さらに侵攻後、トヨタ・日産・VWなど西側メーカーが相次いでロシアから撤退し、新車の供給そのものが細っています。
新車が買えない以上、品質と耐久性に定評のある日本車の中古に頼るしかない。
これがロシア側の事情です。
この需要を満たす流通の鍵を握っているのがUAEです。
UAEのドバイには、中古車の再輸出を専門に扱う保税フリーゾーンがあり、ここに持ち込まれた車両は国外扱いとなるため、再輸出する限り輸入関税は課されません。
もともと2000年代から、地理的に近い中央アジアやアフリカへの中継貿易拠点として発展してきた場所で、再輸出のためのインフラがすでに整っています。
セレナe-POWERの相場の動きからも、こうしたUAE経由の再輸出ルートを使うことで「ロシア直送」ではなく「UAE向け」という形を取り、規制をすり抜けていたとみられます。
ホルムズ海峡封鎖が迂回ルート(再輸出)を直撃
このUAE経由ルートが、ホルムズ海峡の封鎖で大きな打撃を受けました。
ドバイの主要港へのアクセスが不安定になり、在庫が現地で滞留。「本当に再輸出できるのか」という不安が広がり、需給が急変してセレナe-POWERの相場は一時的に下落しました。
しかし4月以降、状況が変わります。
キプロスなど別の経由地を使った再輸出が動き始めた可能性が高く、相場は再び上昇傾向に。
HFC27(5年落ち)の中古車指数は前年比+5.7%まで戻しています。
流通経路そのものが組み替えられている最中であるため、相場の振れ幅が通常より大きくなっているのが今の状態です。
今、売却を検討する価値がある理由
ここでお伝えしたいのは、「相場が上下しているから様子を見よう」ではなく、むしろ逆の発想です。
ロシア側の需要そのものは、西側メーカー撤退という構造的な要因に支えられており、簡単には消えません。
一方で、迂回ルート(再輸出)はあくまで規制の「抜け道」であり、各国の経済制裁が強化されればこの構造自体が封じられるリスクを常に抱えています。
つまり今の相場は、需要に支えられつつも、いつ前提が崩れるかわからない不安定な土台の上に成り立っているということです。
このタイミングであれば、需要の強さを反映した価格で、規制強化前に売却できるメリットがあります。
「もう少し上がるかも」と待つよりも、構造的なリスクが顕在化する前に動くほうが堅実な判断といえるでしょう。
バックアップでは国内外の輸出流通の変化を日々追いながら、一台一台の価値を見極めた査定を行っています。
今セレナがいくらになるか気になる方は、お気軽に柳瀬までご相談ください。
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株式会社BACK-UP
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058ー260-3999 |
| 営業時間 | 10:00~18:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| 代表者名 | 柳瀬 貴規 |
設立/創業年月日 |
2009/10/1 |
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